履歴書作成完全マニュアル～実例50件～

○　簡単化しすぎず、書き込みすぎず　

履歴書は、事実をありのままに伝えることが基本ですが、簡素化しすぎるのも考えものです。

たとえば、職歴欄には、これまでに在籍した会社の社名と所属部署を記入する以外に、スペースの許す範囲内で、業務内容や役職経験なども記入しておくと人事担当者に親切な印象を与えます。

学歴欄には、専攻学科以外に、希望する職種に関連があれば、所属ゼミ、卒論のテーマなどを書くことで、知識や能力をアピールすることにつながる場合もあります。

資格欄には、一見何の関係もなさそうな資格でも、意外なところで効果が期待できたりするものです。持っている資格は全て書き込んだ方が、アピールにつながります。

資格や趣味、特技などの欄は、自分がどのような人物であるかを人事担当者にアピールできる場所でもあるのですから、豊富に盛り込んでおくとよいでしょう。

ただし、「優秀な成績で卒業した」とか「多大な評価を得ていた」とか、自分を賞賛するような表現は避けてください。たとえそれが事実であったとしても、自分のことについては、常に控えめで謙虚な表現におさえておくことが印象をよくするポイントです＾＾。

○　細部に対する心配りを

氏名や住所のふりがな欄には、必ずふりがなを記入しておきましょう。　

「ふりがな」とあった場合は、ひらがなで、「フリガナ」とあった場合は、カタカナで書きましょう。

「これくらい誰でも読めるだろう」と安易に省略して書かないでおくのはよくありません。指示されていることをきちんとできない「いい加減な人」だと判断されかねません。

また、日付に年号をつけ忘れたり、性別に○をするのを忘れたりすることのないように、細部にまで充分に気を配って仕上げましょう。　

住所は、都道府県名から省略せずにきちんと書きましょう。丁目、番地を省略して○－○－○」などと表記することも一般に行われていますが、正しく「○丁目○番地○号」と簡略化せずに書きましょう。

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